Celeron 600MHz


さる6月6日に発生したトラブルにより、Celeron 566MHzを失った私はしばらくCeleron 667MHzを規格通り に使用していたのですが、その間、何ともいえないストレスを感じていました。はっきりいってインターネット への接続やゲームなど、日頃のメインマシンの用途に対してCeleron 667MHzは十分過ぎるパワーを 発揮してくれていました。しかし、「今はFSB66MHzで動いているんだ」という思いとFSB100MHzへの 昔からのあこがれが私を無性に掻き立てていたのでした(なんか病気っぽいなぁヽ( ̄▽ ̄;)ノ)。 そして6月8日、いてもたってもいられなくなった私は、おなじく用件をかかえていた某隣人とともに日本橋に 繰り出していったのでした・・・。

私が日本橋に出向いた理由、それは当然「新しいCPUをゲットする」というものでしたが(いいかげんにしろ という声も聞こえてきますが、とりあえず気にしないヽ( ̄▽ ̄;)ノ)、Celeron 566MHzを買い なおし、再度クロックアップにチャレンジするのか、 それとも別の、たとえばPentium3 700MHzなどFSB100MHz仕様のCPUを手に入れて安全にFSB100MHz環境を 実現するのかという点で悩んでいました。そして、私が最終的に選んだのは最近発売される ようになったCeleron 600MHz(66MHz*9.0)でした(;´д`)。決め手は電圧の規格が1.5Vであったという 点です。この電圧はあのCeleron 566MHzと同じであり、Celeron 667MHzなどの、規格が1.65V仕様の Celeron電圧を上げて安定させるクロックアップ仕様ではないかとの声もある)よりもクロックアップ しやすいのではないかと考えたのでした。

さて、購入したCPUを握り締め、部屋についた私はさっそくセッティングを始め、10分ほどでマザーボード への取りつけを完了したのでした(さすがに手慣れたものです(^_^;))。まずは規格通り、FSBを66MHzに 設定して起動してみました。・・・当然の如く起動しました。これでこのCPUが完動品であることが証明 されました。さて・・・FSBを100MHzに設定し、再度起動してみると・・・期待通り()BIOS画面までしか 起動しません(>_<)。電圧を思いっきり上げてみても(なんと2.0V!!)DOS画面までしか進みません。 しかし、電圧の変化が起動の進み具合に影響を及ぼす事がわかった時、「冷却を強化すればなんとか なるかも・・・」と思いましたが、すでにCeleron 600MHzにはその筋では定評のある、ALPHA PEP66Uを 使っていたので「これはペルチェでも使わないと無理かも」と半ばあきらめかけていたその時、ためしに クーラーをMajestyに変えてみたところ、なんとウィンドウズの起動画面を拝むことが出来てしまったのです (^〇^)/〜♪。

なぜクーラーを付け替える気になったのか、それはその固定する力の違いが前々から気になっていた からです。以前、Celeron 566MHzのページにも書きましたが、このMajestyというクーラー、異様に 固定する力が強い!!この頃は大分こなれてきましたが、初めて取りつけた時には本当にCPUが 壊れるのではないかと思う程強力な力で固定されていました(取りつける時にものすごい力が必要だった) 。それに引き換え、ALPHA PEP66Uの固定用金具はどうも頼りなく、取りつけてもグラグラ動いていましたMajestyをつけると動かないどころか、クーラーを掴んで振り回しても大丈夫なぐらいしっかり固定されます)。さらには、驚く勿れ、私がCeleron 566MHzを使っていた時、ALPHA PEP66Uを使うと、同じCPU なのにFSB100MHzでの駆動ができなくなったのです・・・。この事例も、クーラーの交換という手段を取る キッカケになりました。さて、 クーラーの交換で光明を見いだした私は、ALPHA PEP66Uの取付金具を、さらに強力に固定できるように 曲げでみました。その結果、それまでの奮闘がうそのように順調に起動し、スーパーパイやHDBENCHなど いくつかのベンチマークをクリアするまでに至ったのでした(^〇^)/〜♪。その後、安定駆動と発熱の低減 を狙い、コア電圧を1.9Vに設定しておりますが、特に問題はありません。

・・・今回のクロックアップは、一応成功に終わったものの、自分としてはかなり苦労しました。終わってみれば 簡単な事だったのですが、そこに行き着くまでに結構回り道をしましたので余計そう思うのかも知れません。 そして今思うのは、私が手にしたCeleron 566MHzは結構「オトク」なCPUだったのではないかという事です。 少し冷却とコア電圧を強化するだけで簡単にFSB100MHzで安定駆動させられた、そしてその結果850MHz などという強烈なクロックを実現できたというのはとてもすごい事なのだと思います。いや〜、じつに もったいない事をしてしまいました・・・(;´д`)。ちなみに、今回購入したCeleron 600MHzにはこのような 番号がついていました。”MALAY Q014A238-1909 SL46U”・・・


このコーナーの頭に戻る
HOMEへ戻る