クワガタ2001年度データ


早いもので2001年もすでに後半戦にはいり、つゆ真っ盛り・・・のはずなのですが、気まぐれな太平洋 高気圧のおかげで真夏並みのくそ暑さが続いています(;´Д`)。そんな中、昨年度より導入した、暑さに滅法弱いはずのアルキデスが思いのほか 順調に産卵を続け、孵化した幼虫がある程度落ち着いてきたので取り出して管理することにしました。 新年度の幼虫データの公開は外産クワガタが最初という、予想外の展開となりました(こんなにも 順調に事が進むなんて・・・もっと難しいのかと思っていました)。


アルキデス2001年度データ
7月2日9月4日2月27日
No.1割り出し死亡
No.2割り出し死亡
No.3割り出し死亡
No.4割り出し死亡
No.5割り出し若3令3令
No.6割り出し死亡
No.7割り出し死亡
No.7割り出し死亡
No.8割り出し死亡
No.9割り出し死亡
No.10割り出し死亡
No.11割り出し死亡
2001年7月2日

この暑さにもかかわらずアルキデスの幼虫を無事回収できました(>▽<)b。そこで、私はかねてから の計画を実行に移したのでした。それは、発酵マットの代わりに割り出し後の産卵木廃材を使って幼虫を 育てるというものです。理由はカンタン、マットを用意するのが面倒だったのと、廃材の始末に手を焼いて いたからです。

実際の手順ですが、まずは産卵容器に使用していたマットをブロー容器に2〜4割ほど詰め、その上に 4時間ほど水に浸しておいた廃材を詰めていきます(廃材が十分水を含んでいるので、今回はマットには 全く加水しなかった)。そして「もう入らないな」という加減になったらその上からマットをかぶせ、スリコギ棒で 突き固めていきます。これでセッティングは完了、後は幼虫を投入するだけです。この方法の利点は、なんと 言っても金がかからないという事でしょう( ^ー゜)b。


果たしてうまくいくか?

セッティング完了の図。あまりにもきつく廃材を詰め込むと蓋が閉まらなくなります。投入した幼虫のうち、 数頭はさっそく廃材をかじってトンネルを作っておりました。



・・・しかし、何分初めての試みですので何が起こるかわかりません。ましてや相手は暑さに弱いアルキデス、 このままうまくいけば文字どうり「もうけもの」となるのですが・・・そうは問屋がおろさんだろうなぁ・・・なお、 この方法は今後ギラファノコの幼虫に導入してみようかと画策しております。やつらの強靭さはすでに体験済み ですので、きっとこの方法でもうまくいくでしょう(だといいけど・・・)。

後、前年度よりセットし、そのまま放置しておいてこの5月末に取り出したオオクワの産卵木もついでに割って みました。結果数頭の幼虫を回収し、パーツケースに待機させています。こちらはさすがにマットオンリーで 育てるつもりですが、今回はもう少し水分を増やしてみようかと考えています。

2001年9月4日

2000年度のページでも報告しましたが、これらアルキデスの幼虫はNo.5 を除いてすべて死亡してしまい ました。やはりこの猛暑に対して無策であったのが一番の原因でしょう。・・・いや、1頭残った事自体 信じられないというべきでしょう。なお、後に残された廃材セットは先日入手したメンガタクワガタの幼虫に 回しました。うまくいくといいのですが・・・

某T氏と共に野外採集に赴いた時にゲットしたカブト2ペアのうち、1ペアはすでに子孫を残して昇天。もう1ペア はいまも元気です。今年こそはカブトの幼虫に協力してもらい、産卵木廃材の完全処理を達成したいと 思います。成虫飼育の使い古しマットはカナブンの幼虫に処理してもらいます。昨年度なかなかいい結果が 出ましたし、今年もすでに投入したマットの大半が糞に変わっており、量が溜まりしだい糞を集めて畑に 漉き込みたいですね。

今年度も小数ですがオオクワの幼虫が採れております。近々例年通り表にまとめるつもりでおりますが、 今のところ4頭の生存を確認しております。しかし、うち2頭は小さな1令であり、はなはだ不安です。 こころなしか、年々わが家のオオクワの産卵数が減っているような気がしてなりません。早くも新しい血を 入れる必要が出てきたのでしょうか・・・


「パプキン」産卵中?

ご覧のように、ミニプラケに使い古しマット、そして三階松きのこ農城東関東三枝椎茸園特製のミニプラケ 対応産卵木を1本ぶち込んだだけの、お世辞にも神経を使ったとは言えないセッティングです。購入後 4〜5日は雄がさかんにゼリーに食いついていたのですが、その数日後に急死していました。雌がマット に潜っていたのは知っていたので引き続きゼリーを投入していましたが、それからさらに数日後、ごらんの ような状態になっていました。とっても期待できます(≧▽≦)。さぁ、2ヶ月後が楽しみだ・・・



2002年2月27日

前回の更新から随分時間が経ってしまいました。実は宿替え等々の理由に加えそのまま年繁に 突入してしまったため、サイトの更新どころでは無くなってしまっていたのです。でもって、ようやく 落ち着いてきたので更新を再開したという訳です。そういえばリンクのコーナーなんて1年以上 更新してねぇよなぁ・・・ヽ( ̄▽ ̄;;;)ノ アッハッハ♪

さて、クワガタですが、前年購入し、晩秋までは非常に調子がよかったメンガタクワガタですが、 何故か全滅しておりました。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。うぇぇん・・・。しかも5頭中4頭までが前蛹の状態で 死亡しており、残り1頭は蛹の状態で死亡しておりました。異様に蛹室が小さかったのと、ほぼ 同じ状況で死亡していることから、もしかしたら寒さに耐えられなかったのかも知れません。

続いて外産のパプキンですが、一旦は容器の底に幼虫の姿を見たのですが、結局幼虫を 採ることはできませんでした。残念です。ミニプラケースで飼育していた事に原因があるやも 知れません。もっと広いケースなら、産卵木をもっと増やせば、あるいは繁殖に成功するかも 知れない・・・そんな感触を持っています。

その他国産種は当然冬眠状態です。幼虫についてはボチボチ・・・といった所でしょうか。 オオクワのF3幼虫が6頭いるので、来年にはF4の姿を見ることができるでしょう。

2002年3月1日

早春の香り漂う気持ちのいい3月の初頭です。今日は数日前に奈良オオクワセンターに注文した 「クヌギ100%粉砕マット」が到着したので、かねてより懸案であった天然国産カブトの幼虫の餌の補充を 行いました・・・って、おおげさな事を書いてますが、要は未発酵のクヌギマットを幼虫のケースに補充した というだけの事なのです。普通このような場合にはカブト専用の発酵マットを使うものなのでしょうが、 クワガタ産卵木の廃材処理のために国産カブトを飼育してきた関係上、どうしても未発酵のクヌギマットを 使う必要があったのです。ぶくぶくと太った幼虫数十頭を見るにつけ、「こいつらが全部成虫になったら 凄いやろな・・・」と思いましたが、果たしてそううまくいくでしょうか・・・

2002年5月24日

季節は過ぎ、初夏の香りすら感じさせる季節となりました。さっそく近況報告です。まずは幼虫ですが、昨年 新たに購入した連中以外(つまり自家繁殖組)はすべて蛹になりました(そのうち1頭、サキシマの雌はすでに 羽化しています)。一昨年採卵したサキシマのうち、一番大きな幼虫は予想通り雄でした。1頭だけ残った アルキデスも無事雄の蛹になりました。オオクワは旨い具合に雄雌の数が揃います(雄2:雌2)。

次に成虫ですが、サキシマのペアはすでに活発に動きだしており、早くも次代の幼虫がマットの中に確認 できています。オオクワはまだまだこれからといったところでしょうか。コクワは昨年1頭も幼虫が採れなかった ので、今年こそは・・・。

さて、カブトについてですが、こちらも恐いぐらい順調に育っています。1週間ほどまえには盛んにケースを ガリガリかじる音が聞こえていましたので、今は前蛹の時期に入っていると予想しています。カナブンに ついては・・・よくわかりません(;´Д`) アッ・・・

これからの予定ですが、とりあえずサキシマの成虫ケースを新たに作り、そこにペアを移し、今まで使っていた ケースはそのまま1ヶ月ほど放置しておいて幼虫が充分発育した頃にとりだすつもりでいます。

2002年7月1日

・・・アルキデスの産卵に浮かれていたのがついこの間のように感じられますが、早いものでもう一年が経とうと しています。「最後のアルキデス」と思っていたのは実はオオクワのオスでした(T_T)。今年のオオクワを 以下に画像として紹介します。


2001年度オオクワ個体

どうにかオスメスが揃いました。オスは50o前後と小振りでしたが、なにより元気が一番!!という事で 来年2003年の夏に向けてじっくり成熟してもらいます。


さて、アルキデスは残念な結果となりましたが、ヒラタ系では一昨年生まれた幼虫のうちの最後のサキシマが 無事羽化しました。68oのオスでした。また、今年生まれたサキシマの幼虫ですが、すべて取り出した筈の メス親が一頭残っていた為に、既に孵っていた1令幼虫の大半をつぶされていまいました(T_T)。それでも 10頭の幼虫が回収・セットできました。

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