そんなこんなで終わってしまった第５３会定期全国大会ですが、１スタッフという立場から見て いても少なからず問題点は見えていました。同様に反省すべき点も多々あったように思います。 このコーナーでは、そんな問題点や反省点を挙げ、今後に役立てばいいなぁ・・・と考えています。
ちょっとわかりにくいですが、具体的に言えばバスの誘導です。ではなぜこんな書き方をしたかと 言えば、全国大会ごとにそれぞれ事情が異なり、一概に言い切れないからです。早い話、素人では 荷が重いと思われる部分を専門家に任せるべきだと言いたいのです。今回の場合、バスの誘導に からんで接触事故というトラブルが発生しましたが、これこそプロの出番でしょう。我々素人が やるべき作業ではありません。
これは上述のポイントと重なりますが、指揮系統の確立・トラブル対策という面からも大切な事だと 思います。実際に、複数のスタッフが配置されたのはいいのですが、指示を出せるスタッフがいないために結局何もできずに立ちすくむだけだったとか、直属の指揮担当スタッフと最高責任スタッフとで指示内容に違いがあったり、あるいは現場スタッフが作業に関する質問をしようとしても答えられるスタッフがいなかったりと、私が見ただけでもこれだけの問題点がありました。
また、これは他のスタッフに聞いた話なのですが、休憩時間になって大勢の代議員の方々が一斉に 休憩場所（昼食場所）に移動する時（今回、びわこホールでの飲食は一切禁止されていました）、 道中にある横断歩道を渡らずに近道をしようとして車道を斜めに渡ってしまう方が大勢しました。 これは、びわこホールから昼食場所へのルートを考えて人の流れと心理を読めば防げた事です。 ちなみに、この横断歩道付近には誘導スタッフは配置されていませんでした（その後あわててスタッフ を配置したようです）。
これは致し方ない部分もあろうかと思います。とにかく動員をかけまくっておかないと、ただでさえ 人が集まりにくいこのご時世、このような大イベントに対応しうる人数は集まらないでしょう。ですから、 結果として大量に人が集まってしまったのは言わば不可抗力と言うべきでしょう。うまくいってしまった どうしよう・・・ってな感じですかね(x_x)。それに、この人数というのは非常時を想定して決められた というフシがあります。もしそうだとすれば、人数を決めるのは年配の方々ですから、昔の「熱い」 時代を思い起こして人数を決めたのかも知れません。
結局、これが最大の問題点かも知れません。全逓全国大会は今回で５３回を数えるのですが、各県 持ち回りでやっているので、参加するスタッフは毎回素人な訳です。なにせ約５０年に一回しか出番が 回ってきませんからねぇ。今回のスタッフは５０年後に行われるであろう次回の全国大会に参加できる訳はありませんし（全員 退職してますよ）・・・。一応、次回の開催地である広島から視察団が来ていましたが、さて、どこまで 分析できているのか・・・。せめて、今回の大会を教訓にして来年の広島大会を成功させていただきたい ものです。