去る4月に購入し、あっけなくFSB100MHzでの駆動に成功したCeleron 566MHzですが、そのあまりの 安定ぶりに気を良くした私は、よせばいいのに10倍速で駆動し、FSB100MHzで駆動すれば1Gの 大台に乗っかってしまう(つまり、最新のペンティアム3 1GHMzと同じ駆動周波数)「かも知れない」 Celeron 667MHzを、何故か5月24日に、セレロンとしては異例の価格(2万5千円程した)を出して 買ってしまったのでした(;´д`)。
さらに、いちいち2個のCPUを1つのソケット370−スロット1変換アダプタ(いわゆる「げた」)に とっかえひっかえするのが面倒だというので、Celeron 667MHz用にクーラーと「ゲタ」も一式揃えた のでした(ちなみに、両者ともにCeleron 566MHzで使っているのと同じ製品です)。・・・結局、「勝てる 見込みのほとんど全くない賭けに3万円以上もつぎ込んだ」ような状況を招きつつ、「もしかしたら」 という、非常に淡い希望を胸に秘め、そそくさと帰宅の途についたのでありました・・・(^_^;)
そうこうしているうちに自分の部屋にたどりついた私は、さっそく購入したばかりのCeleron 667MHzを ゲタにセットし、クーラーをはめ込んでメインマシンに取りつけてみたのですが・・・FSB100MHzでは ウンともスンともいいません(>_<)。何度か電源を入れなおしてみたのですが、全く効果はありません。 「ひょっとして初期不良かも・・・」と、妙な期待をしながらFSBを66MHzに変更して(GIGABYTEの マザーはディップスイッチでFSBが変更できるので、こういう時には楽です)再度電源を入れてみると・・・ 「ぴ」・・・悲しいかな、このCPUは完動品でした(^_^メ)。その後、BIOSの画面ではきっちり「Celeron 667MHz」 と表示されておりました。私がメインマシンに使っているマザー、GIGABYTE BX2000+は、最高9.5倍まで しか倍率設定できないはずなのですが、ディップスイッチの設定如何にかかわらず、FSB66MHzを供給 してやれば勝手に10倍速で駆動してしまいました。
その後、BIOSの設定をあれこれいじりながら何度と無く電源をいれたり切ったりしてみましたが、 結局FSB100MHzでの駆動は出来ずじまいでした(-_-;)。考えてみれば、現時点(平成12年6月1日) ペンティアム3の最高駆動周波数が1GMHz、しかも少ししか生産できていない現状で、FSB100MHz の10倍速で1GHMzを実現できる可能性の高いCPUが、しかもたかだか2万円強で 発売される訳がないのです。・・・これ位のことは買ってしまう前からドタマでは理解できていたのです が・・・どうやら体が痛い目を見ないと本当に理解できなくなっているようです(;´д`)。
・・・何にせよ、今回はハッキリいって乾杯・・・じゃなくて完敗にゅ(何にだ?)。ちなみに、MALAY産SL48E、Q014A264-1572という記号がついています・・・
6月6日、Celeron 566MHzの死去にともない、一時的にメインマシンへの復帰が決定しました。この時 感じた事、それは「スペアは絶対必要だ」というものです。あるいはインターネットへの接続用など、 常用に一台と、道楽(クロックアップ等)用に一台を別に用意するという事も必要かも知れません。 バックアップ機を持つ・・・案外これからの私のパソコンライフには必要不可欠なのかも・・・
6月9日、なんとか無事にCeleron 600MHzのFSB100MHz駆動に成功した私は、その実績に期待し、この 敗北の象徴であるCeleron 667MHzのFSB100MHzでの駆動に再度チャレンジしてみました。結果は・・・ だめでしたヽ( ̄▽ ̄;)ノ。まるでリミッターが内蔵されているかのように、ウンともスンとも言いません。 う〜む、残念・・・
その後、このCPUは某H氏(東京行きの3人衆の一人ではない)の手に渡ることとなります。当然定格での駆動で今でも(2001年2月15日現在)動いているそうです。