嗚呼、夏の日よ・・・


矢切の名の由来が刻んであります。

江戸川へ向かう途中で見つけました。矢切という名前にはそういう謂れがあったのですね。



文学の香里( ゚▽゚)=◯)`ν゚)・;'パーンチ・・・じゃなくて香り漂う坂道を、男3人むさくるしくほっつき歩くこと数分、次に到着したのは 「野菊の墓」にちなんだ「野菊の道」という遊歩道でした。最初見た時は「何やこれ?えらい場違いやな」「また道を間違えたかな」などと戸惑って しまいました。何しろ人一人いない農地のまん中を江戸川に向かって1メーターほどの幅の小奇麗な道が 通っているだけなのですから(;^^)。でも、道端にあった表示盤にはちゃんと「野菊の道」と書いてあるし・・・ 少なくとも道を間違えた訳ではなかったようです。とりあえずその道をひたすら進む事にしました。


いや、ホントに場違いなんですよ

「野菊の道」の画像です。こんな感じで道が数キロに渡って続いていました。

天気は悪かったのですが、このくそ暑い時期ではかえってその方が有り難かったです。本当に静かでしたよ。



・・・人一人いないと書きましたが、よ〜く見ると遠くの方に一人、農作業に従事されている方がおられました。 が、その方以外には本当に誰もいない!いるのはカラスばかりなり・・・表向きのんびりゆったりと歩いて おりましたが、内心「いつ襲われるか」とハラハラしておりました。そのぐらい多かったです。そんな野菊の道の 両端は畑になっており、ネギが植わっていました。案内板によると矢切はネギの産地であり、その名も「矢切ネギ」 というのだそうです。ちなみに住之江はサツマイモの産地、難波はネギの産地なんよ( ^ー゜)b。

・・・しばし野菊の道を歩いていると、やがて小さな休憩所が見えてきたので、そこで小休止させてもらう事に しました。そこで私はTシャツを替え、他二人も汗をぬぐったりジュースを飲んだり話し込んだりしていました。 その間聞こえてくるのは風の声とカラスの泣き声ばかりで、都会の雑踏などとは無縁の世界でした。無音では ないのですが静寂という言葉が実にあてはまる情景でした。できることならいつまでもこの場所でゆっくり していたかったのですが、そうも言っていられません。

夢はいつか覚める時がくる

あのうみ〜、どこま〜で〜も〜・・・が、がお〜〜〜・・・

・・・はっっっ私は一体何を・・・Σ( ̄□ ̄;;

・・・そう、この何の変哲もない言葉が今さらのようにわが身にのしかかってきました。そうか・・・こういう事だった のか・・・さて、では皆さん、そろそろ行きましょうか・・・


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