野菊の道を抜けて堤防に上がった所です。この道を進み、右手に見える小さな森を抜けると船着き場 に出てきます。
一時の静寂を味わい、野菊の道を抜け、目の前にある江戸川の堤防を登りつめると、すぐそこに「矢切の渡し」 の端が見えてきました。いよいよ目的の一つを達成する時がきました。期待に胸膨らませて船着き場にやってくると、我々同様数名の観光客の方々が楽しそうに船の到着を待っていました。待つこと数分、対岸から渡し舟が こちらにススーっとやってくるではありませんか・・・???
へ?
船頭さんは座ったまま・・・しかし船は実にスムーズに水面を切っている・・・まるでエンジンでもつけている かのように・・・
・・・って、排気音が聞こえるではないか!!
ふと横を見るとそこにはなにやらただし書きが・・・
お客様が並んでいるときはエンジンで走ります
・・・ま、当然か(;¬_¬)。モーターでこちらまでやってきた渡し舟を見てそこはかとなく目眩いを覚えた 我々でありましたが、とにかく川を渡らないことには先に進めませんのでそそくさと船に乗り込みました。 ちなみに船賃は大人100円、小人50円でした。32人まで乗れるというこの船、見た目とは裏腹にバタバタ 乗り込んでも意外と安定しており、思わず感心してしまいました。
船着き場です。これだけでもなかなか風情がありますね・・・
さぁ出発です!・・・おっと、船頭さんが櫂を持って船を漕いでいる!!なんだちゃんと見せてくれるじゃない ですかヽ(´ー`)ノ 。わたしゃてっきりエンジン全開で対岸までふっ飛んでいくのかと思っていましたよ・・・。 昔ながらに櫂を漕ぐ船頭さんの姿を見つつ「昔の人の見た風景」を垣間見ながら、無事目的を一つクリアしたC.PANDA なのでありました・・・
・・・一言、「いいですねぇ・・・」。このときは小雨がぱらついていたのでどんよりとした画像になってしまいました。 晴天時だと又違った雰囲気になるのでしょうが・・・できれば今一度訪れたいスポットであります。
舳先の向こうに見えるのが東京側の船着き場です。昔の人たちも同じ風景を見ていたのですね。 数百年もの間、無数の人々の様々な「想い」を載せてきた渡し舟に私もまた「想い」を抱きつつ ・・・「感慨深い」とはこの事でしょうか・・・