大阪とは一味違う地下鉄に手を焼きながらも、我々3人はなんとか芝公園という駅に到着しました (東京タワーへはこの駅が一番近い)。「さっそく東京タワーへ・・・」そう思いながら地下から外に出た 我々の目に飛び込んできたのは「増上寺」でした。日ごろこういった寺院とは無縁の私としましては 「ぜひ見ておきたい」という事で、私の意見により予定外ではありますが増上寺の見学とあいなった わけでありまふ・・・。
これは増上寺の三解脱門(この年末の大河ドラマでやっとわかった)です。敷地内部は撮影禁止と認識していましたので一切 撮影はしていません。・・・上でも書きましたが、私はどういうわけかこういった寺院の類いとは ほとんど無縁の生活を送ってきました。通勤で京都駅はしょっちゅう通過するのですが、京都へは 全く足を運んだことはありません(;^^)。考えてみれば定期券があるので交通費はそれなりに節約 できるのですが・・・
実際に訪れてみた感想ですが、さすがは江戸三ヵ寺の一つと言われるだけあります。私はこの手の 分野には疎いのですが、そういった人間にさえ凄さというか、荘厳さを感じさせる「何か」がそこには ありました。いや〜、今回の上京は本当に良いものをたくさん見せていただきました(^O^)。
さて、ひとしきり文化的な雰囲気にひたったのち、いよいよ東京タワーへの進軍の開始です(これもいやな 表現やなぁ)。といっても、実はこの増上寺と東京タワーとは敷地的には隣接しているといってもよく、 ほんの数分歩くと すぐにその姿をまじかで拝むことができました。実際、増上寺の敷地にそって人の流れができており、その 流れに乗ることで迷うことなく東京タワーを見つけることができました。
これは増上寺から東京タワーへと向かう道すがら、交差点で信号待ちをしている間に撮影した画像 です。どうもこの画像だと距離感がつかめないのですが、じっさいにはかなり見上げた状態での 撮影となりました。
引き続き人の流れにそって歩くこと数分、上り坂を登り切ると南極物語でおなじみの犬ぞり隊の銅像 が出迎えてくれました。さすがは東京タワー、多くの人が集まっていまして、老若男女はいうに及ばず 外国人の方々も多く見かけられました。そうそう、外国人といえば、某H氏が見知らぬ人たちに乞われて カメラのシャッターを押していましたが、どうもコミュニケーションがうまくとれていない模様・・・よくよく 会話を聞いていると、どうやらその「見知らぬ人たち」は日本人ではなく、他のアジアの国から来た観光客 だったようです。あの人たちはこの日、どんな思い出を紡いでいったのでしょうか・・・
この日は小学生の団体が訪れており、入場するまでに数十分を要しました。といっても、じっと列に 並んで待っていた訳ではなく、団体の入場が終わるまで時間をつぶすべくうろうろとしていたのでした。 ・・・実は、わたしは以前から東京タワーを訪れた時、「ここだけはぜひ見ておきたい」という場所が あったのでした。それは「東京タワー水族館」です。ここは、知る人ぞ知る老舗でして、まさか本当に 来ることができるとは思っていませんでした。しかし、悲しいかな「この手の趣味」を持つのは今回の上京 のメンバーでは私一人という事、そして単独行動は避けたいという思惑もあり、今回は軽く店舗を見学する にとどめました(T_T)。この次こそは・・・
・・・さて、時間調整の末どうにかタワー内部に入る事ができた我々でしたが、入ってからが大変でした。 とにかく人人人・・・(x_x)特に特別展望台(ここって、さらに追加料金が必要なのですね。その割には ・・・(-_-;))などは混雑の極みでした。見学より入場と退場のほうがはるかに時間がかかってしまいました。 とにかく一通り見学を終え、大展望台の下の階にて一息ついた時にはかなり疲れていましたが、冷房が強烈に 効いていて大変たすかりました。
これは我らが郵政省分館です。昭和43年当時はここが郵政事業の総本山、つまり本館だったそうです。ちなみにこれは大展望台(上の階)より撮影しました。
この画像は、同じ郵政省分館を特別展望台より撮影した画像です。見てのとおり、角度の違いから その高さの違いがわかると思います。ちなみに、私は高度恐怖症の気がありまして、これら展望台 からの画像の撮影には多少苦労しました。先の東京タワーの画像同様、現場の雰囲気はなかなか 伝わらないと思いますが、結構な高さでした。
・・・とにかく並んでばかりで疲れました(x_x)。みやげや記念の品をゲットする気力もなく、「とにかく休みたい」 一心で東京タワーを後にした我々3人は、とりあえず増上寺内の茶店に入り、昼食をとる事にしました。 すこしばかり値の張る昼食でしたが(ま、味がよかったので文句はありませんが)ありがたく頂戴しました。 おどろいたのは、残暑真っ盛りであるにもかかわらず、しかも特に空調を効かせている訳でもないのに (なにしろ入り口はあけっぱなしでした)暑くなく、非常に快適であった事でした。くそ暑い大阪とは段違い です。
しばらく茶店で休ませていただいていましたが、聞こえてくるのはセミの声ばかり・・・なんとも優雅な ミンミンゼミの声に、関東の方々がうらやましく思えてなりません。なにせこの時期関西ではクマゼミ やらアブラゼミやら・・・やっかましいことこのうえないやつらばかりです。実際の気温の差に加えて 優雅なミンミンゼミの声がなお一層「涼しさ」を感じさせてくれました。我々3人はこのような雰囲気の中、ひとときの休息をとったのち、 次なる目的地である「雷門」を目指す事にしました。