晴れ渡る空の下、無事東京に到着した我々は、1年ぶりに東京での朝食を済ませ一息ついた後、 最初の目的地である「矢切」へと向かうべく上野駅へと向かいました。矢切と言えば・・・そう、10年以上 前に一世を風靡した「矢切の渡し」という歌の舞台となった所です(でも、本当は矢切と言えば「野菊の墓」 なんだそうな。実はわたし、ガイドブックを見るまでその事実を知らなかったりして・・・(^^ゞ)。今回の上京の 目玉の一つ、それは
「矢切の渡し」に乗る!というものであります。この矢切の渡しは東京都と千葉県の境を行き来する形になっていて、今回は千葉県側 から船に乗る予定です。(我々地元以外の人間にとって)文学の世界でしか観ることのできなかった風景を 実際に見て歩き、歌の世界でしか感じる事のできなかった叙情を実際に肌で感じよう・・・それが「矢切」を 目指す主旨なのです・・・が!上野駅に到着した時点でとんでもない事に気がついたのでした(≧▽≦)。
電車の乗り継ぎがワカラン!!下調べはできていたのに肝心の乗り継ぎメモを作るのを忘れていたのでした (・・、)ヾ(^^ )ナクンジャナイヨ・・・ 結局これまでと同じパターン(人に聞きつつ進んでいく)での観光を余儀なくされてしまったのでありました。 もっとも、同じ事を繰り返してきたせいか、かくも情けない事態が発生したにも拘らず割と余裕をかましていた 3人でありました・・・道に迷い間違え急行列車がいいのか各駅停車でないとだめなのかもわからないまま、 目的地にボラボラと向かっていた私はふとこんな事を考えたのでした。「こんなことなら次はいっそのこと本当の 行き当りばったりで旅行を楽しむのも悪くないかも・・・」 (´-`).。oO(でも、やっぱりこの次はちゃんと準備するど)
そんなこんなでまったりと矢切駅に到着しました。矢切駅には実際に矢切の渡しで使われていた船が 展示されていました。当然のように画像におさめ、我々は矢切の渡し目指して歩きだしたのでありました。 駅近くにあった地図を頼りに歩くこと20分ほど、途中何度か道草をくいもって画像を撮りつつ「野菊の墓」 ゆかりの場所や記念碑を見学しました。自動車などはほとんど走っておらず、ミンミンゼミが鳴いていて 実にのどか且つ上品な一時でした( ^ー゜)b。そして、下り坂からふと横を見やると遠くに江戸川が・・・
JR矢切駅に展示されている渡し舟です。思いのほか大きかったです。